飛行機内に非接触体温計を
たいていの航空会社には利用者の意見を受け付ける窓口が設けられています。
僕が使っているJALにももちろんあって、「JALお客さまサポートセンター」(0120-25-8600)でもウェブやPCからでも、意見・要望などを伝えることが出来ます。
僕がこのところ感じていてここに要望を出していたものの一つが、最近の「日本旅行医学会」で大きく取り上げられ、近日中に各航空会社に対して常備を提言することとなった非接触体温計です。
機内の体調不良者に対して簡単にしかもその人に接触することなく、つまり体外から体温を測定することで、空港に設置されているサーモグラフィーなどでは検出されないかもしれない何らかの発熱性疾患の可能性のある人を早期にスクリーニングし、医療機関の受診などを促すことが必要だと思ったのです。
このタイプの体温計はボタンを押すだけで、センサーが皮膚から出ている赤外線などを感知し、体温を測定するもので、実は我が家でももう1年以上使っています。
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色々な会社が出していますが、値段は手ごろでどれも1万円台半ばくらい、ネットで簡単に買えます。
僕がこれを機内に置いておくと良いのでは?という1年くらい前の要望(エボラ出血熱の脅威が高まる前)には比較的型通りの返事だけでしたが、割と影響力ある「日本旅行学会」の推奨となれば、これは近々かなり急速に普及するかもしれません。
ただ機内で体温を測ることによって、多少の体調の変化、微熱程度で事を事大視することになるかもしれず、その辺りは実際に運用するとなると、それはそれでまた微妙な問題も出てきそうです。
by shackinbaby | 2014-11-24 00:27 | 旅行 | Comments(26)
Commented by muchikopapa at 2014-11-23 22:45 x
持ってます。飼っている犬が高齢なので、体調が悪い時があります。嫁さんが、心配性で夜中でも獣医さんに連絡して連れて行きます。一度など夜中に足を引きずって歩いてるので、連れて行きましたが、獣医さんのところで真っ直ぐ走っていました。どうも長時間同じ体勢で足が痺れていたようです。その他何回か、調子が悪いと連れて行きましたが、何もない事がありましたので、せめて行く前に体温でもと思って買いました。アホです。やはり、直腸温でしか測れないようです。今は、引き出しで眠っています。
Commented by shackinbaby at 2014-11-23 23:51
>muchikopapaさん
これはワンちゃん用には駄目です。
ただ同じ原理の犬用の耳に当てる電子体温計なら1秒で大丈夫です。
鼓膜の表面と外耳道の骨部の温度を測るようです。
値段も同じくらいです。
痺れるってことがあるのか?だったので調べてみましたら、人と同じ哺乳類なので血流の状況によってあるみたいですね。
知らなかったぁ・・・。
Commented by momo at 2014-11-24 10:17 x
>実際に運用するとなると、それはそれでまた微妙な問題も出てきそうです。
発熱だけでいろいろ判断するのは医療従事者以外の方には難しいですね。
FAも簡単な医療知識は教育課程の中でも教育されるようです。
ドクターから転職したANAのFAさんもいらっしゃいますよ。
Commented by momo at 2014-11-24 12:08 x
ルフトハンザグループでは医師の事前登録制度「Doctor on board」プログラムがあります。
「ご登録時にMiles & Moreに医療専門分野の情報が登録されますので、緊急医療が必要な事態が発生した場合、客室乗務員が医師の方に援助をお願いいたします。機内に医師の方が複数いらっしゃる場合には、様々な専門分野の協議が可能です。」

登録するといろいろな特典、様々な場面で優遇してもらえます。
最大の特徴は「医師は医療行為について免責されルフトハンザが責任を負う」点です。
因みに日系各社は「医療行為を行った医師、看護師の責任」となっています。
そのため刑事、民事上の医療訴訟のリスクを考えてなかなか手を挙げない医師がいるのも事実です。
ある国内の調査ではドクターコールに手を挙げると回答した医師は4割、実際にドクターコールで医療行為を行った医師のうち4人に1人が「次の機会には応じない」と回答。

日系エアラインも「ダイアモンド資格を自動付与します」なんてやれば希望者多そうですが・・・。
Commented by shackinbaby at 2014-11-24 12:15
>momoさん
診断は絶対に出来っこないでしょうが、機内で体調が悪い時、医療機関を受診すべきかの判断の一つとして、体温を体外から測れる体温計が常備してあればと、しばらく前にJALに提案したのです。
エボラ出血熱は38度以上が診断基準になっているでしょうが、その他にもいろいろ感染症はあるでしょうし、発熱はその大きな初発症状でしょうし・・・。
ANAの人はmomoさんに以前教えていただきました。
精神科のお医者さんだったとか・・・。
Commented by shackinbaby at 2014-11-24 12:16
>momoさん
JALの「ULTMARC JMB WAON CARD」って何となく怪しい(笑)と思ってるんです。
医療職限定のカードで無料、それでいてファーストクラスのアップグレードクーポンが5枚(基本は1枚)ももらえちゃう・・・。
あれは何かからくりがあるのかと(笑)。
つまり職種限定なのでその情報を使おうと思えば、そんな職種の人が機内にいるのかすぐに分かってしまうことになります。
でも、そこまではしないかな、単なる囲い込みかな?
で、日本では「善きサマリア人」法は適応にならないのでしょうか。
Commented by momo at 2014-11-24 12:55 x
「ULTMARC JMB WAON CARD」は単なる営業戦略上では?と思いますが・・・。
LHのようなリスクマネージメントの視点はないようです。
医者の情報の経済価値は非常に高いので・・・(笑)。

「善きサマリア人の法」とは「災難に遭ったり急病になったりした人など(窮地の人)を救うために無償で善意の行動をとった場合、良識的かつ誠実にその人ができることをしたのなら、たとえ失敗してもその結果につき責任を問われない」という趣旨の法

「善きサマリア人」法の制定は日本ではまだまだ時間がかかりそうです。
欧米でもアメリカ、カナダしか制定されてなかったと思います。
日本の医療界からは制定を望む声はありますが一般の方々には認識があるとは思えません。
私の周りでは「誰か犠牲者(医療従事者)が出てマスコミ等で大きく報道されないと進まない」との声もあります。
機内だけでなく一般生活でも起こりうる問題なんですが・・・。
Commented by さんだーばーど at 2014-11-24 17:42 x
医療関係者じゃない一般民ですが言いたいことは山ほどあります。
日本の会社じゃ難しいかもというのが印象です。
ネットとかで便利になった分、権利とか情報とかいろいろあるので、大変ですよねぇ。。。
Commented by shackinbaby at 2014-11-24 18:13
>momoさん
本当にここは勉強になります。
色々な分野の専門家に方がいらして、これだけでもこのブログをやってて良かったと思います。
有難うございます。
「善きサマリア人の法」についてはmomoさんのご説明の通りです。
日本では法令で決まっていなくても、そういう運用・考え方・方向性で、ぜひお願いしたいものです。
「善きサマリア人の法」と「エアライン」でググると、たくさん出てきますね。
Commented by shackinbaby at 2014-11-24 18:14
>さんだーばーどさん
言いたいことって?
もし公に書けないようなことなら、こっそり教えてください(笑)。
Commented at 2014-11-24 20:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shackinbaby at 2014-11-24 22:39
>さんだーばーどさん
すみません、僕の察しが悪くて・・・。
たくさん書いていただいて申し訳ありませんでした。
理解できました、了解しました。
会社にいるベテランさん、各社にいてなかなか困り者が多いみたいですよ。
某U社にいる僕の親友は、パンナム時代からいるベテランを「モトパン」と呼んでいて、「あ、しょうがないよ、モトパンだから」みたいな使い方しています(笑)。
でもそのモトパンもそろそろ全員退社の時代になったようです。
Commented by momo at 2016-02-03 21:21 x
「お医者さんいませんか」不要に? 医師会と日航提携
「航空機内の「ドクターコール」が、今後、なくなるかもしれません。日本医師会は3日、日本航空と会見を行い、機内で急病人が発生した際に医師が速やかに応急処置できる制度を国内で初めて提携し、今月15日から運用すると発表しました。
 この制度は、日本医師会が発行するICカードの情報を医師が日本航空のホームページで事前登録することで、不測の事態が起きても、客室乗務員が座席を把握して、直接、協力を求めることができるというものです。
 日本航空では年間およそ360人の急病人が発生しているということで、日本医師会は「多くの医師に制度を活用してほしい」と呼びかけています
headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160203-00000066-jnn-soci

日系エアラインでも少し前進するようです。
Commented by momo at 2016-02-03 21:39 x
「JALの客室乗務員、乗客救命で蒲田消防署より感謝状を授与」
昨年夏に羽田空港出発間近のJALボーディングブリッジで発生した状況です。
最初に駆けつけたJALのFAをはじめJAL地上スタッフ、乗り合わせたドクター達の迅速な対応で急性心筋梗塞による心肺停止で倒れた乗客の命が救われたそうです。
最初に駆けつけたFAは乗務経験半年ですが看護学校卒業後、脳神経外科に3年間勤務してJALのFAになった方でした。
http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/20150708_710604.html
Commented by shackinbaby at 2016-02-03 23:13
>momoさん
ここはお医者さんがたくさん見ているので、記事として取り上げようと思っていました。
でもどのくらいの登録があるでしょうか?
だって自ら状況に応じて名乗り出るより、FAから突然「急患です、よろしくお願いします」と直接言われる方が大変そうですもの。
ルフトハンザのdoctor on boardの日本版ですね。
あちらはマイルのボーナスが付いているようですが、JALは?
Commented by shackinbaby at 2016-02-03 23:16
>momoさん
これは不覚にして知りませんでした。
そんなことがあったのですね。
その場でAEDでも使う事態にでもなったのでしょうか。
でもボーディングブリッジで良かった・・・。
機内という空中の密室になってしまうと、制約は深まりますからね。
Commented by momo at 2016-02-03 23:35 x
こちらの記事が詳しいようです。
「JAL DOCTOR(ドクター)登録制度」で、日本医師会が発行するIC付きの医師資格証を所持する医師が登録できる。JALマイレージバンク(JMB)の会員であることが条件。登録はJMBのウェブサイトで3日から受け付け、応急処置への対応は15日から開始する。
登録した医師には、空港のラウンジへの入室資格などのインセンティブを用意する。日本医師会の石川広己常任理事は「インセンティブは二の次。医者としての力が発揮できればいい」と話した。
http://www.aviationwire.jp/archives/81431
JALのHPでも登録始まってます。
http://www.jal.co.jp/jmb/doctor/

Commented by shackinbaby at 2016-02-04 00:03
>momoさん
詳しく有難うございます。
インセンティブがラウンジ・アクセスだけじゃあね、いくら石川先生がそうおっしゃってもちょっとしょぼい・・・。
あと医師会側はICカード所持者の少なさを何とかしないと、です。
Commented by momo at 2016-02-04 00:08 x
書き忘れていました。
日本医師会が発行するIC付きの医師資格証は発行に手間と煩わしさがあるので「日本医師会に所属する約16万人の医師のうち、およそ2500人が所持している」のが現状です。
この制度が始まってもLHの「Doctor on board」プログラムのような手軽さとメリットが無いので広がるかは疑問です。
ただこの制度で今まで不明確だった賠償責任と保険適用・範囲が明確化されるのは前進だと思います。
Commented by shackinbaby at 2016-02-04 09:43
>momoさん
詳しく有難うございます。
僕もmomoさんに全く同意ですが、ま、一歩ではあると評価します。
あと機内備品を見てて気づいたのですが、パルスオキシメーターが追加されていますね。
非接触体温計と並んで安くて有用だと思いますので、これも〇。
ただいざ使うとしたら電池切れになって使えない・・・などには注意だと思いますが。
Commented by ホテラバ at 2016-02-04 14:46 x
漠然と善きサマリア人法に準拠なんてのじゃなくて、依頼されたお医者さんが協力をためらわないように、医療事故が発生した場合の賠償責任は日航が加入する保険で対応するというところが、shackinbabyさんのいう「一歩」ということでしょうか?
Commented by Jun@SJC at 2016-02-04 16:51 x
日本医師会会員かつ医師資格証保持者(この資格証だけで5000円/年)に限定ですが、一歩前進には違いないですね。
日航が損害賠償に備えた保険に加入することが明記されたのは大きいです。民事はこれでカバーされますから。
(あとは刑事事件の方がどうなるか・・・)
AviationWireに掲載された写真を見ると、機内備品もLH並に充実していますね(国際線だけ?)
Commented by momo at 2016-02-04 19:02 x
現実的にはJALの保険は医師が加入している損害賠償保険を超えた部分だけになりそうです。

医師資格証の申請、発行もパスポート並みに手間がかかります。
医師資格証の申請には直接、医師会などへ本人が出向いて担当者と面談、書類(住民票、身分証、医師免許証原本)を提出。
受け取りには「本人限定受取郵便(特例型)」で送付されるので本人しか受け取り不可。

またJunさんご指摘のように刑事上の問題が残されたままですがこれは他の医療事故と同じです。
写真の機内備品は国内、国際線全てのJAL運航便に搭載されているそうです。
Commented by shackinbaby at 2016-02-04 22:16
>ホテラバさん
すみません、補足していただいて・・・。
おっしゃる通り、そういう意味です。
Commented by shackinbaby at 2016-02-04 22:17
>Junさん、momoさん
ご両人から詳しく有難うございます。
だいぶ詳しく分かってきましたが、お医者さん専用ブログではないので、この辺りでこの話題は終わりにしましょうか。
関係者の皆様、たくさんの情報提供を感謝です。
僕もいろいろなことを知ることが出来ました。
Commented by shackinbaby at 2016-02-05 12:26
>muchikopapaさん
有難うございます。
http://www.jal.co.jp/jmb/doctor/
ですね。
この資格証申請の後のプロセスが面倒そうなんですよね。
年会費も発生するし、もう少し簡素化できないものでしょうかね。
今後この問題に対象の方ご興味のある方は、ここをご覧ください。
僕が危惧したことは「飲酒や体調不良など、対応が困難な場合は、その旨を客室乗務員へお伝えくだされば、ご辞退いただくことも可能です」とありました。
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