ショートトリップ・マニラ (5) ニノイアキノ空港~ハイアット・シティ・オブ・ドリームス・マニラ
激しい雨が降り注ぐ中、JAL945便はマニラのニノイアキノ国際空港に現地時間午後9時50分無事着陸しました。
着陸前に見えたマニラの街は大都市にしては明かりが少なく、空港も暗めですが、ターミナルに入るとこのターミナル1、いくら古いとはいえ他の空港とそう違いはありません。
ただ、出入国共にやたらと検問ポイントが多い、それは感じました。
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まずはヘルス・コントロールで機内で記入しておいた黄色い健康申告カードを提出。
ついでイミグレーション、JAL945便到着時はがらがらで、待ち時間ほぼ無し。
係官は意外にもフレンドリーで、時間もそうかかりません。
そうそう、入国カードなどにcontact numberという項目があるので、ホテルの電話番号などはどこかに控えておいた方が良いです。
そのあとは預け荷物の受け取り(今回僕は小さな機内持ち込みバッグのみでした)、税関と続きますが、ここで僕は機内で税関用の申告書をもらわなかったことに気付きました。
JALが必要なものをくれないわけがない、税関申告書は不要?
税関には職員がたくさんいるのですが、僕の前の人もノーチェック、素通りしていきます。
なので僕も前の人に続いて・・・。
何とOKでした、ノーチェックで、すぐに到着ロビーに出ることが出来ました。
帰国後改めてフィリピン旅行のサイトを見ると、税関申告書は生きた動植物、10000ペソ以上、10000ドル以上、輸入禁止品などを持っている時に必要とありました。
なるほど・・・。
でもこの空港の税関は本当に悪評高いようで、特に持込み荷物の多い人、何かの理由で目を付けられた人は細かくねちねちやられ、時には職員からチップを要求されることなんてこともあるそうです。
僕が読んだ

     http://blog.goo.ne.jp/ars333/e/84e6c9ab492311d97747a9e091747235

には、もっとすごい常態が書かれていました。
とにかく僕はここまで空いていることもあって超短時間で制限エリア外、ロビーに・・・。
時間にして午後10時10分くらいです。
まずは2~3軒並んでいた銀行で円からペソに両替え。
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空港は両替率が悪いかもと思ってここでは5000円だけ、それが1880ペソでした。
つまり1ペソ=2.65円。
そう悪いレートではありません。
そして僕は日本から持ってきた10年前のペソ紙幣を見せ今でも使えるかと聞くと、銀行の人は即座にOKと・・・。
良かったぁ。
それでも心配性な僕はあとでカジノの中にある自動両替機で古いペソ紙幣をすべて新札に崩して変えておきました。
(空港にはATMもありますが、たぶん両替手数料がかかると思ったので利用しませんでした)
ロビー内には一般の人は入れないようで限られた人しかいませんが、それでもタクシーなどの勧誘はあります。
何か分からないことがあればインフォメーションがあるので、そこで聞けます。
フィリピンの人の英語はとてもきれいで、英語が苦でない人は、特にマニラのような都市ではコミュニケーションは楽です。
ターミナルのドアを出ると、こういう景色。
何か暗く陰気な感じです。
そんな中でも警備員のような制服を着た人まで「タクシー?」なんて声をかけてきます。
実に胡散臭い雰囲気。
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この空港から市内に出るにはタクシーかバス、ジープニー、高架鉄道辺り。
バスやジープニーは初心者にはハードルが高く、高架鉄道も乗り継いだりしなくてはなので、タクシーというのがどうしても無難な選択となるでしょうか。
でもこのタクシーが実にややこしいのです。
どうやら空港からのタクシーにはクーポンタクシ―、ホテルタクシー、イエロータクシー、レギュラータクシー、白タクとあるらしく、この順で値段は安くなり、安い方はぼられたり改造メーターだったりすることもあるなんてネットに書かれていました。
そしてそれぞれがまた乗り場が違うようなんです。
僕が空港に着いたのは夜の10時過ぎ、深夜近くということもあって、多少値段は高くても並ばずに乗れて安心を買える方が良いと思い、行き先別に料金が決まっているクーポンタクシーというのにすることにしました。
(一番安いのはちょっとした工夫はいるようですが、出発階から客を下ろしたレギュラータクシーに乗ることのようです)
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クーポンタクシーのカウンターはこのスロープを下りて行ったところ。
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大きい表示と料金表が出ていて、いかにもやり手のオバちゃんがカウンターに陣取っています。
僕の宿泊ホテル名「ハイアット・シティオブドリームス・マニラ」の名を言うと即座に「440ペソ!」と・・・。
え~、高い。
ホテルは空港から近いはずなのに・・・。
改めて料金表を見るとホテルはパラニャケ市にあるので330ペソで良いはず、それを言うとオバちゃん「ハイアットは440ペソ!」と譲りません。
もしかしてマラテの旧「ハイアットリージェンシーマニラ」のことを言っている?
「シティオブドリームスの方のハイアットだよ」と念を押しても「440ペソ払わないんだったら、他に行きな!」とかなり強い口調。
100ペソ(約260円)のことでもめても嫌なので、440ペソで了承。
するとオバさん急ににっこり、「Thank you sir」と・・・。
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車は即待機していて、すぐに乗り込めます。
白い車体に「C」と番号が表示されているのがクーポンタクシーのようです。
ドアは自分で開け、念のためにロックもします。
左ハンドル車、冷房も効いていて、悪くない車です。
運転手にオバちゃんが書いてくれた紙切れの1枚を渡し、もう1枚は僕が念のため持っています。
運転手の英語はかなり上手。
通常のメータータクシーは初乗り40ペソ、たぶんメータータクシーに乗っていればホテルまで150ペソ以下で行けたのでしょうが、時間と労力を考えると、これはこれで良かったかも・・・。
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降りてきたスロープとクーポンタクシーのカウンター。
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空港から僕の泊まる「ハイアット・シティオブドリームス・マニラ」までは距離にして数キロ。
なのですぐに着くだろうと思っていたら空港からこの辺りは深夜この時間になっても工事が続いている開発中のエリア、超渋滞エリアだったのです。
車が全然進まず、結局20分弱はかかってしまいました。
運転手曰く「1時間くらいかかる時もありますよ」と・・・。
マニラでは、アジア最大のショッピングモール「モール・オブ・アジア」と空港の間くらいの埋立地の開発が超急ピッチに進んでいて、「エンターテインメントシティ」と称して、カジノを中心としたリゾート施設+経済特区で、最終的には約1兆ペソ規模の投資が行なわれるとのことです。
空港からのスカイウェイ建設も急ピッチで進められ、モノレールの建設計画すらあるようです。
いずれはアジアではマカオに次ぐ一大カジノ地帯が出現し、中国、香港、シンガポールなどのカジノ好きの中国人など、東南アジアの観光客で賑わうようにしたい、官民挙げての大奮闘中なのです。
そんな中、「ソレア・リゾート・アンド・カジノ」に次いで第2弾として開業したのが、僕の行く「シティ・オブ・ドリームズ」(CITY OF DREAMS MANILA)という施設で、黄金に輝く巨大なビルにカジノと3つのホテルを擁するまさに未来都市(大袈裟)となっているのです。
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3つのホテルとは僕の泊まる「ハイアット」の他に、「クラウンタワーズ・マニラ」と「ノブホテル・マニラ」。
一番興味深かったのは日本にインスパイアされたという松下信幸氏らの「ノブホテル」、ラスベガスやマイアミではすっかり有名な高級ホテルです。
もちろん後でたっぷりショールームはさせてもらってきましたが・・・。
「クラウンタワーズ」も相当高級な作りで、ここでは「ハイアット」が一番スタンダードなホテルということになりそうです。
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ハイアットには、パークハイアット、アンダーズ、グランドハイアット、ハイアットリージェンシー、ハイアット、ハイアットリゾート、ハイアットジラーラ、ハイアットジーヴァ、ハイアットプレイス、ハイアットハウス、ハイアット・サマーフィールドスイーツ、ハイアットバケーションクラブのように色々なブランドがありますが、その中でもハイアット(HYATT)は(ハイアットリージェンシーとは別ブランド)日本にはなく、その性格が少し分かりずらいブランドではあります。
日本語のウェブを見ると
「ハイアット ホテルへようこそ。
施設から従業員まで、お客様に最高の時間をお過ごしいただくことを使命としています。
ご滞在を、心ゆくまでお楽しみください。
重要な会議から、初めて出会う街の観光、長年のご友人との久しぶりの語らいなど、お客様の旅の目的はさまざまです。
旅の理由に関わらず、お客様を囲む当ホテルスタッフが、情熱をもって各ホテルとその街の最高の魅力を提供します。
ご旅行の目的が何であれ、当ホテルがお客様のご要望にお応えします。
レストランやバーは賑やかな活気にあふれています。
ゲストルームは落ち着いた休息の場です。スタッフはフレンドリーで知識が豊富です。
ハイアット ホテルは、お客様を心よりお待ちしております。」
とあります。
ちょっと抽象的でこれだけではどういうホテルか理解しにくいですが、ハイアットリージェンシーより少し下というかカジュアルなところに位置するホテルかとざっくり思っています。
それにしては、いやいや堂々たるエントランスです。
フィリピンですから警備は厳重、車のチェックの他に、人間もセキュリティゲートを通過しないとホテル内には入れません。
ホテル到着は午後11時30分。
タクシーの運転手にはチップも渡さず(10%くらいはあげても良いというのが常識?)きっちり440ペソを・・・。
クーポンタクシーは降車時の支払いなのです。
もしこれが500ペソ紙幣なんて出したら、お釣りがないと絶対お釣りをくれないと思います。
なので、タクシーに乗るときは、僕はいつも20ペソ紙幣や50ペソ紙幣を持って出ます。
もちろんそれ以下の端数はチップとしますが・・・。
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冷房の効いたロビーに入ると、もう正面はカジノ入口。
カジノの撮影はとてもうるさいので、花瓶で入口を隠して撮ってみました。
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入って向かって左に進むとレセプション。
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天井は高くインテリアも今風、やはり新しいホテルは良いものです。
インテリアは質感は劣りますが、どこか「コンラッド・ソウル」を思い出してしまいました。
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この「ハイアット・シティオブドリームス・マニラ」には2つのウィングがあって、正面右に行く「ウィング1」、レセプション奥の左に行く「ウィング2」。
位置づけ的には「ウィング2」の方にクラブラウンジなどもあり、高級に作ってあるようです。
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このホテルのルーム・カテゴリーはhyatt king/twin (36㎡)、hyatt deluxe king/twin (50~51㎡)、club king/twin (50~51㎡)、 bay view deluxe (55㎡)、 aqua suite (?)の5タイプで、hyatt king/twinのみ「ウィング1」にあります。
9階建て(G階から始まり、1階から8階まであるので9階建て)、全365室とのことです。
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(これはレセプションの真向かいにある24時間営業のバフェ・レストラン「ザ・カフェ」。インテリアがいかにもハイアットです)
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僕の予約はハイアットのウェブからのadvance rateで、1泊6205ペソ++、フィリピンは市のホテル税が0.75%、サービス料が10%、 付加価値税が12%も付きます。
なので1泊日本円にして総額約19800円ということになります。
チェックインはもうクラブラウンジが午後10時半で終了しているとのことで通常のレセプションカウンターで・・・。
そこでhyatt kingからclub kingへのアップグレードを告げられます。
部屋のビューを聞くとpool viewとのこと。
そうなると反対f側のbay viewも体験してみたい・・・。
我儘を承知で、ここに2泊するのですが、2泊目をbay viewの部屋にしてもらえないかとお願いしてみたのです。
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すると彼女、PCをカシャカシャ、上席に電話で相談しているようで、数分の後、「はい、明日はbay view deluxeのお部屋をご用意いたします」と・・・。
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え~っ、club kingでただベイビューの部屋でも良かったのに、club kingより更に上のカテゴリーにしてくれるというのです。
有難うございます<ハイアット・シティオブドリームス・マニラ様。
なお、このホテルはゴールドパスポートのダイアモンドメンバーのスイート・アップグレード対象外のホテルです。
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僕の部屋は「ウィング2」の最上階8階。
部屋までのアテンドはありませんでした。
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あ、そうそう、もし嫌でなければということでチェックイン時、僕の顔写真を撮られました。
でもこれは効果絶大だったようです。
PCに僕の写真が常時出るのか、初めての部署は駄目ですが、どこでもすぐに僕が認識され、名前付きで呼んでくれます。
これはすごかったです。
このホテル、ダイアモンドメンバーは大切にしてくれるようです。
さぁ、部屋に行きましょうか。
by shackinbaby | 2015-09-29 19:25 | 旅行 | Comments(8)
Commented by ホテラバ at 2015-09-29 20:33 x
借金君さん、これは濃い内容ですね。情報満載でまるでガイドブックみたいです。
Commented by shackinbaby at 2015-09-29 23:26
>ホテラバさん
久しぶりに行った街、国なので、後々のためにも自分が見聞きしたことはなるべくもれなく書いておこうと思ったので、長文になってしまいました。
ガイドブックなんてのはとんでもないですが、マニラにこの後行かれる方の参考になれば嬉しいです。
Commented by nihombashi at 2015-09-30 13:32 x
いつも大変参考にさせていただいております。特に今回マニラ行きを計画中のため、ハイアット情報ありがとうございます。
ところで、ですが、ショートトリップ・マニラ(8)と(7)が、2006-12-31の日付で掲載されているような。。。気がします。
作業中のため、でしょうか?
Commented by shackinbaby at 2015-09-30 19:46
>nihombashiさん
初めまして、ようこそ当ブログにおいでくださいました。
本当にありがとうございます。
マニラにお出かけですか?このシティオブドリームスの3軒のホテルではここが一番安いです。
お隣の「ノブホテル・マニラ」もとても良い感じだし、「クラウンター」は金ぴかで豪華な作りです。
街中には「ラッフルズ」や「フェアモント」のオープンしましたし、ホテル選択には困りません(特に高級系が充実)。
観光にも通常のタクシーならほぼセーフ、一部観光地にたむろする輩に注意すれば、まずまず楽しくお過ごしになれると思います。
なお一部のページは工事中で失礼をしております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by HK at 2015-10-01 23:00 x
空港からホテルへのアクセスは、どこよりも詳しいですね。
しかも多くの人が不安に思う夜間の体験談なので、とても参考になります。
私は夜間到着ならホテルリムジンかなと思ってましたが、クーポンタクシーでも良さそうですね。
この回は永久保存版とさせていただきます。
Commented by shackinbaby at 2015-10-01 23:27
>HKさん
有難うございます。
ネットだけを見ると怖いことがいろいろ書いてあるのですが、実際にはうさんくさいものの、観光地の一部に気を付ければ、まだまだ物価も安く、そこそこ楽しくは過ごせると思います。
Commented by momo at 2015-10-02 09:17 x
>実に胡散臭い雰囲気。
この雰囲気!「マニラに来た~!」と感じてしまいます(笑)。
ボルのが当然!警官筆頭に税関、入管職員達もなんだかんだとイチャモンつけ袖の下を要求!
彼らとの攻防戦を楽しめるようになるまでには経験積まないといけませんね。

カジノはどうなんでしょうね・・・。
マカオは中国本土の客が経済状況よりも腐敗取り締まりの対象になるのを恐れて激減。
逆に中国政府の監視が届きにいくいカンボジアのカジノへ中国人が殺到。
因みに日本の暴力団もカンボジアへ進出し今や一大勢力だそうです。
Commented by shackinbaby at 2015-10-02 12:25
>momoさん
ここのカジノは外国人限定でないので、フィリピン現地の人が多かったです。
中国本土とフィリピンはあまり仲良くないせいでしょうか、中国人は少ないような印象でした。
全体にとてもおとなしいカジノで、マカオの一部のカジノの鉄火場や賭場といったような沸き立つ雰囲気はあまり感じられませんでした。
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