ショートトリップ・マニラ (14) ハーバービューレストラン
高級ハンディクラフト屋「シラヒス・アート&アーティファクト」で買い物をしながら、次何しようといろいろ考えたことは前回書きました。
思いついたのは早い夕食で、リサール公園近くのマニラ湾沿いにあるシーフード・レストラン「ハーバービュー」です。
ネットでの口コミでも好意的な評が多かったし、海辺というロケーションも良さそう。
それよりなによりこのレストランは昼前から深夜まで通しでやっているよう、いますぐ行ってもやっているはず、そうだそこにしようと、近くにいたまたもやサイドカー付き自転車の運転手に声をかけます。
     「リサール公園脇の海沿いのシーフードレストラン、ハーバービューって知ってる?」
     「OK、OK。200ペソ」
あ、分かるんだ、良かった、でももちろん100ペソに値切ります。
ところがです、「着いたよ」と言われたのは、中国名の付いた海鮮レストラン。
僕の目指すレストランではありません。
     「違うよ、ここじゃない。ハーバービューって名前。大丈夫?分かる?」
シンプルな英語で会話します。
曖昧に頷いて、また自転車は出発します。
でもまた違うところに・・・
     「違う違う、ここじゃない。ハーバービューって名前のシーフードレストラン。住所はSouth Gate A, Rizal Park。地図だとここ」
すると運転手
     「ここがシーフードレストランだ」
と譲りません。
要はこの運転手「ハーバービュー」レストランなど知らずに、とにかく客を乗せて自分の知っているシーフード・レストランに連れてゆく、そんな程度の運転手だったのです。
住所も地図もたぶん彼には理解出来ないんでしょう。
知ってるところしか知らない、それ以上知ろうという気もない・・・。
ま、この程度の運転手もいる、そして彼らはとんでもない安請け合いをして、客を取っているということです。
サイドカー付き自転車を利用する時は本当に短距離で、誰でも知っているところまでに限った方が良いようです。
そんなこんなでも、何とか僕がタブレットを見ながら方向を指示する形で目的地近くまで出来ました。
そこで運転手が音をあげてしまったのです。
そこに通りがかったのがカレッサ、馬車です。
     「ハロー。どうした?」(にこやかに笑顔で)
     「ハーバービューってレストランに行きたいんだけど、この運転手が全然分からなくて・・・」
     「あぁ、ハーバービューはよく知ってるよ。分かる。乗りな」
     「いくら?」
     「20ペソでいいよ」
この時おかしいと思わなかった僕が悪いのですが(カレッサの値段がボリボリなのは分かっているくせに)、この馬車なら「ハーバービューに行ける」、いま行けば軽く食事して5時過ぎには予定通りホテルに戻れる・・・そう思って、自転車のオジさんに100ペソを払い、自転車からカレッサに乗り換えたのです。
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で、このカレッサが最悪。
何とロハス大通りの方に出て「ここがXXで」とか案内を始めるのです。
僕はとにかく急いでいるので「ハーバービューに急いで」と何度も言います。
するとやっと方向を逆に変え「ハーバービュー」の看板のあるところまで馬を走らせてたくれたのです。
良かった、やっと着いた。
それでもカレッサの乗車時間はたったの5分間くらいです。
20ペソを払って下りようとすると
     「20000ペソだ」
と言うではないですか!
20ぺソと言ったのが20000ペソ!?!
運転手の顔つきも笑顔から悪人の顔になっています。
唯一助けはまだ昼間、人通りもある場所だったことです。
     「いや、20ペソって言ったじゃないか」
     「20000ペソだ!」
     「払わない、20ペソって言ったはず」
     「よし、じゃ俺たちのオフィスに行こう」
でも何か演技っぽい?すべて流暢過ぎる英語だし・・・。
ま、こういう時は落としどころがあるはず。
     「20000ペソなんて持ってないよ。少しチップ出すから。俺は日本人、フィリピン人とは友達じゃん」
とか落ち着いて交渉を始めます。
向こうもそれを待っていたようで(?)結局200ペソ(520円)で折り合いました。
まさか言われた通り20000ペソ払う人はいないでしょうが、2000ペソくらいは払っちゃう人はいるかもしれません。
以上僕はカレッサのようなボルのが当たり前の観光客用の乗り物なんて絶対乗らないと旅前から散々思っていたのに、状況からつい乗ってしまった、個人的にも良い教訓となったし、これを読まれた方もどうぞお気を付け下さい。
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で、これが行きたかった「ハーバービュー」レストラン。
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人気(ひとけ)は少ないですが確かに営業してそう。
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あ、お客さんもいます。
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それにしても何というシチュエーション、海の上に長~~く客席が張り出しているのです。
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先の方に行くともうそこはまるで海の上。
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ウェイターは僕が一人で来たことをいぶかしがり、それはメニューを見て分かりました。
ここは一皿が大きく、グループで来店する店のよう。
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一人向けにちょうど良いメニューはないのと聞くと、シンプルに「ない」と・・・。
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僕は軽く食べてホテルに戻りたかったのに・・・。
悪徳カレッサといい、このレストランといい、チョイス間違いが続いてしまいました。
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遠くに見えているのは「ホテルH2O」、「オーシャンパーク」内にあるホテルで、部屋に窓がない代わりに水族館のような水槽が壁になっているというホテルで、人気があるんですよ。
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これでもう少し雲が少なくマニラ湾に沈む夕陽の見られる日だったら・・・。
あと先の方の席に行けばいくほど海風が強くなります。
心地良いのですが、ナプキンが飛んだり注意が必要です。
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これで料理が美味しかったらそれでも文句はなかったのですが、まずは僕の好物のオイスター・ロックフェラー(232ペソ)から。
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殻付きのカキの上に、パセリやグリーンハーブなどの様々な緑色野菜、バターソースやパン粉をのせて焼いたりグリルした料理ですが、出来は普通。
僕はニューオーリンズで本家本元の美味しいのを食べちゃってるし、オイスターももっと新鮮で安いのを東南アジアでたくさん食べてるし・・・。
もう一皿はスパイシー・プローン(424.11ペソ)。
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これも中華系海鮮料理屋ではよく出てくる大量の大蒜と唐辛子まぶしの海老ですが、これも何とも普通という表現しかない出来。
これを作らすならタイの店の方がずっと上手かも・・・。
と言うことで、ここの1時間くらいは悪徳カレッサ、期待ほどではなかったシーフード・レストランとあまり面白くないことが続きました。
レストランでタクシーを呼んでもらい「ハイアット・シティオブドリームス・マニラ」へ・・・。
新しい部屋はどんな部屋でしょう。
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by shackinbaby | 2015-10-07 22:49 | 旅行 | Comments(6)
Commented by nagi at 2015-10-08 00:00 x
借金様でもこーゆーことがあるんですね。
最近自分も油断してることがおおいので、気をつけないと。

ニューオーリンズの牡蠣はニューオーリンズでしか食べられないと思います!
あの牡蠣は生でもモリモリ食べましたがw
すごいあっさりしたまるで淡水の牡蠣のような不思議な味わいでした。

先日のカキフライの記事を含めて牡蠣たべたくなってきました(^_^;;;
Commented by momo at 2015-10-08 09:43 x
残念な結果になられましたね。
旅のベテランでもちょっとした気の焦りや突然のトラブルで油断が出ちゃうことがありますね。
私も同じようなこと経験があります。

フィリピンの人達は世界のホテル、客船、メードなどホスピタリティの求められる業界では一大勢力なんですが・・・。
彼らと付き合った感想ですが二面性があるように思います。
フレンドリーで明るい性格、しかしお金が絡むと別の顔が出てビックリすることがあります。
Commented by shackinbaby at 2015-10-08 13:01
>nagiさん
そうなんです、すべて正直に書いてますんで、リアルな体験です。
反省してます。
ニューオーリンズは美味しい街でしたね。
ケイジャンやクリオール料理も本場で食べると本当に美味しい・・・。
甘党の僕はベニエも好きだったなぁ。
Commented by shackinbaby at 2015-10-08 13:01
>momoさん
僕もロンドンのフォーシーズンズホテルでアフタヌーンティーしていた時、とてもよく気が付く礼儀正しい中にフレンドリーさもあるウェイターが担当で、とても良い時間を過ごせたのですが、どうも彼、アジア系の血も交じっている気がしてそのことを聞くと、何と純粋のフィリピン人だと・・・。
家族はフィリピンに残して、一人でロンドンにいるなどと、お湯の差し替えやスコーンの代わりを聞きに来ては、ちょっとずつ話してくれました。
給仕長ではなさそうでしたが、上席らしい人で、イギリスという国の中でよくそこまで頑張れたなと思わず心で応援してしまいました。
Commented by HK at 2015-10-08 20:55 x
トラブルに遭っても冷静に対処できるshackinbabyさんは流石です。
私なら冷静を装っても心臓バクバクだと思います。

このレストランは、写真を拝見する限りロケーションが良さそうなので、シェフを変えれば人気が出そうですね。
Commented by shackinbaby at 2015-10-08 22:06
>HKさん
いやいや、僕だってドキドキはしますよ。
でもパニクらないで状況を把握、周りは昼間だし、人通りもある、相手は英語が堪能、ということは僕のような客を毎日相手にしているプロ、その辺りを瞬時に勘案して落としどころを探ったんです。
それから、ここのレストラン情報に、大人数向きだよぉ、大皿が多いよぉがあれば、ここは選ばなかったのですが・・・
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