アメリカン航空の機長が飛行中に死亡
こういう確率って一体どのくらいあるんでしょうか。
ちょっと怖くなるニュースをCNNでやってましたので、ここで取り上げておきます。
10月6日、アメリカのアリゾナ州フェニックスからボストンへ向かっていたアメリカン航空AA550便の機長が飛行中に体調が悪化、死亡してしまったんだそうです。
乗客147人、乗員5人が搭乗したAA550便は副操縦士が操縦、行き先を変更してニューヨーク州シラキュース空港に無事着陸、乗員と乗客は無事だったとのことです。



パイロットは当然厳重なメディカル・チェックを受けているでしょうし、こんな突然の死亡というのは頭か心臓以外考えられないので、今のところ死因は不明となっていますが(The death does not appear to be suspicious, police said)、死因の究明は重要事項かと思われます。
by shackinbaby | 2015-10-06 14:08 | 旅行 | Comments(15)
Commented by momo at 2015-10-06 14:42 x
2007年1月には立て続けに死亡、意識不明が起こったようです。

2007年1月21日18時0分配信
 【ロサンゼルス21日時事】米紙ヒューストン・クロニクル(電子版)によると、20日にテキサス州ヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港を離陸し、メキシコ中西部のプエルトバヤルタに向かっていたコンチネンタル航空旅客機で、操縦していたパイロットの体調が急変し、急死する騒ぎがあった。
 パイロットが倒れた後、別のパイロットの操縦で州内の別の空港に緊急着陸。乗客210人にけがはなかった。 

(産経新聞)最終更新:2007年1月11日8時0分
 10日午前11時45分ごろ、高知県足摺岬西方約35キロの上空(高度1万1600メートル)を飛行中のアンカレジ発香港行きのマレーシア・トランスマイル航空の貨物機MD11型機で、操縦していたブラジル人機長(47)が突然意識を失った。このため、同機は福岡航空交通管制部に連絡するとともに、目的地を変更して、ほかの操縦士が代わって操縦し、関西国際空港に緊急着陸した。機体の損傷やけが人はなかった。
 国土交通省大阪航空局などによると、機長は関空着陸前には意識を回復し、歩行もできる状態だった。アンカレジをたつ前までは体調に異常はみられなかったが、飛行中に突然、けいれんを起こし、意識を失ったという。
 飛行中に機長が意識不明になるのはほとんど例がなく、国交省航空・鉄道事故調査委員会が重大インシデントとして、調査に乗り出した。
Commented by momo at 2015-10-06 14:49 x
マレーシア・トランスマイル航空の意識不明事態の調査報告書概要です。

国土交通省航空・鉄道事故調査委員会報告書
 2007年1月10日未明。米アンカレジ空港を離陸した貨物機は機長と副操縦士、水平飛行時に操縦する巡航機長の副操縦士の3人のパイロットと社員ら2人の計5人を乗せ、香港へ向かった。
 高知県足摺岬の南西約30キロの上空約1万1600メートル。右席の副操縦士が突然大声を出し全身を硬直させ意識を失った。けいれんで震えながら方向舵(だ)を両足で突っ張る。機体が左右に揺れ始めた。
 左席の巡航機長は福岡航空交通管制部(福岡市)に最寄り空港への緊急着陸を要請。突然機体が横に動いたことに異常を感じた機長は、寝ていた後部休憩室を出て操縦席へ。
 巡航機長は機長に操縦席を譲り、社員らと右席の位置を後ろにずらして背もたれを倒し、全身が硬直する副操縦士を引きずり降ろした。休憩室に寝かせて酸素マスクをかぶせ、右席に戻った。
 関西空港に無事着陸後、副操縦士は救急隊到着までに意識が戻って歩けるまで回復、運ばれた病院で大きな脳腫瘍(しゅよう)が見つかった。副操縦士は「突然頭が痛くなった。着陸するまでの記憶ははっきりしない」と話しているという。報告書では、現在の乗務前の航空身体検査では事前に症状がない場合、脳腫瘍の発見は困難としている。
 また、同機が関西国際空港に緊急着陸した後、救急車の手配が遅れ、病院搬送まで1時間近くを要したことから、空港管理者は緊急着陸に対して迅速かつ最善の対応ができる態勢を整えるよう検討をするべきだとする所見を付した。
Commented by shackinbaby at 2015-10-06 18:02
>momoさん
詳しく有難うございます。
2007年ですか、この辺りのことは覚えていませんでした。
機長死亡の過去例はあったのですね。
てんかん発作から脳腫瘍が見つかった例ですが、これは航空身体検査で見つからなかったのでしょうか。
http://www.aeromedical.or.jp/manual/index.htm
これは日本のものですが、脳波についても言及があります。
Commented by momo at 2015-10-06 20:01 x
症状が急速に進行する悪性脳腫瘍の場合は検査の時期によっては見逃すかもしれませんね。
全身痙攣がみられたマレーシア・トランスマイル航空のケースはこちらに該当するかもしれません。
知り合いのパイロットの話では航空身体検査の前は毎回緊張するそうです。
検査で異常がなくても乗務前に違和感を自分で感じれば乗務しないと言ってました。

Commented at 2015-10-06 20:12 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2015-10-06 21:01 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shackinbaby at 2015-10-06 22:26
>momoさん
僕が危惧するのは航空身体検査がマニュアル通り(できればプラスα)きちんと行われているのかということです。
一部のディテールはなあなあになってはしないか・・・。
例えば「てんかんの発作を起こしたことや診断されたことは?」に対して「ありません」でその項目がOKになってはしないのか・・・。
脳波でもしかしたら異常所見が見つかるかもしれないし、こういう過去の事例があればCTスキャンや脳波も検査の中に入れてゆくとか、パイロットの健康状態把握には最善・細心の注意を払っていただきたいです。
Commented by shackinbaby at 2015-10-06 22:26
>momoさん
http://biz-journal.jp/2012/04/post_48.html
ですね。
Commented by shackinbaby at 2015-10-06 22:26
>momoさん
何とお答えしてよいか分かりませんが、ここでその話題は取り上げるつもりはありません。
「NEWSポストセブン」の記事は眉唾、あるいは針小棒大でしょう。
でも今回のことは尾ひれがついているかもしれませんが、少なくても事実である部分はあるんだろうと思います。
世の中にはいろいろな人がいる、ただそれだけ、それが僕の印象です。
Commented by Jun@SJC at 2015-10-07 03:55 x
今日も、UAの副操縦士が運行中に気を失って緊急着陸、ってのがあったみたいです。
http://www.koat.com/news/flight-diverted-to-sunport-after-copilot-passes-out/35680072
Commented by Jun@SJC at 2015-10-07 04:11 x
Americanの方は、9年前に冠動脈バイパス術(2枝)を受けていて、半年ごとのmedical checkにはパスしていた、とのことです。
「He has had problems with his heart, had double bypass in 2006 and he's had to have every six months, a complete medical for his flying,」
http://reut.rs/1Z7h2ut
Commented by shackinbaby at 2015-10-07 12:39
>Junさん
またもですか、The co-pilot was able to walk off the plane on his ownとのことですから、アメリカンのように死亡というわけではなかったのですね、とりあえず良かった(?)。
この意識消失の原因はぜひ突き止めて、将来のより適切な航空身体検査に繋がることを期待します。
Commented by shackinbaby at 2015-10-07 12:39
>Junさん
日本の航空身体検査では冠動脈疾患は重要視されていて、PCIやCABGの治療歴があれば不適合とされるはずですが、アメリカの基準は違うのですね。
再狭窄率の高さをアメリカ人が知らないはずはない気がします。
Commented by momo at 2015-10-07 15:34 x
いろいろ調べてみるとアメリカは緩いようです。
本人の自己申告で問診票記入、血圧、視力、聴力、心電図、尿検査くらいで終わりのようです。
日米の検査を比較したサイトがありましたのでご参照ください。
日米欧豪加の検査機関側が検査の合否に係る「判断要件」として使用している詳しいマニュアル資料へのリンクがあります。
Commented by shackinbaby at 2015-10-07 22:50
>momoさん
貴重なサイトを教えいただいて有難うございます。
これを見るだけではアメリカは日本に比べてかなり緩いですねえ。
アメリカのサイトに飛んでみましたがCHDの詳しい判断基準まではたどり着けませんでした。
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