首里のグルメといえば「赤田風」でしょう
「ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城」に泊まることにし、その日は午後7時過ぎに那覇空港に着いたので、夕食は那覇で取るつもり。
ホテルがあるのは首里というか儀保エリア。
あの辺りに何か美味しそうな店は思い出してみると、「首里そば」、「あしびうなぁ」は行ったし、激安の大衆食堂「あやぐ食堂」は最近ここでもレビューもしました。
そこでもう1軒、首里といえば忘れちゃならないのが沖縄料理の「赤田風」(あかだふう)。
あそこならゆいレールの首里駅から歩いてもすぐなはず。
予約の電話を入れてみると、当日にもかかわらず何とOKと。
通常は前もっての予約が必要な店のようです。

     http://www.akatafu.net/

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首里の駅は駅前を少し外れるとすぐに住宅街、夜道は暗く、ほとんど人通りもありません。
この地図を見ながら、歩くこと7~8分。
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静かな静かな住宅街の中に、ひっそりとこの「赤田風」はありました。
ここが創業22年という、沖縄宮廷料理を出す店。
どこか用のないもの入るべからず的なオーラも感じる入口です。
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ウェブには

沖縄は歴史的・地理的な関係で昔から日本・中国の影響を受けてきましたが、料理の面でも両国の影響を強く受け、独自の沖縄料理という食文化を発展させてきました。
約150種にのぼる沖縄料理(琉球料理)があり、その質と量においては、郷土料理というより、むしろ民族料理ともいえるほどの独特の料理を生み出しています。
現在伝わっている琉球料理の源流をたどってみると、王府時代の宮廷料理と一般庶民料理の二つの流れを見ることができ、かつて沖縄は王国であった関係上、豪華な宮廷料理が儀式や接待に用いられていました。
これらの料理は時代とともに一般にも伝わり、今日でもその名残りをとどめています・・・。


とありました。
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宮廷料理と出すという店には見えにくいですが(失礼!)、家庭的な雰囲気の中にも、どこか凛とした空気も感じる店です。
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キッチンの中に料理長が1人、サービスする女性が1人の2人体制。
女性の口数も少なく、泡盛でワイワイ・・・というような店ではない感じ。
(もちろんアルコールは各種揃っていますよ)
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あぁ、この何とも言えない雰囲気を出しているのはこの音楽もだ・・・。
バックにかすかに流れているのは、沖縄最高の三線・歌手の金武良仁じゃないですか!
これはセンス良い、これだけでもうこの店の姿勢が分かろうというものです。
昭和初期のSPから盤をおこしたこれらのCDも、今はもう入手しにくいかもしれませんね。
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アマゾンで上記CDの所から、冒頭の曲「 赤田風節」でもサンプルとして聞いてみてください。
絶品の三線と歌が聞けます。

https://www.amazon.co.jp/SP%E7%9B%A4%E5%BE%A9%E5%85%83%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B-%E6%B2%96%E7%B8%84%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%AE%E7%B2%BE%E9%AB%843-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%83%BB%E6%A5%BD%E5%99%A8/dp/B00185JOIU/ref=pd_sim_sbs_15_1?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=RW0K8589MMW5ZRY7TAXF

めちゃくちゃ雰囲気出てますよね。
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料理は3種類のコースしかなく、7品コースが4000円、10品コースが5600円、12品コースが7990円(と多少は観光客値段です)。
僕は真ん中のコースを・・・。
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料理は注文を受けてから1品1品作られているようで、熱いものは熱く、揚げたては揚げたて・・・で出てきます。
料理長は沖縄料理の名店「美榮」の料理長を長く勤められていたんだとか・・・。
まずはポーポー、あえて漢字で書くとすると包包だそうです。
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厚めに焼いた小麦粉に肉味噌が巻かれています。
肉味噌は少し甘めで、量も少し。
その少し加減が宮廷料理の前菜?
町のお菓子屋では昔、黒糖の入った小麦粉生地を焼いてロールしたものをポーポーとして売っていたと聞いたことがります。
汁ものは中味のお吸い物。。
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宮廷料理らしく洗練された上品な味で、モツの持つワイルドさは皆無。
きれいに脂身を落とされた豚の腸の部分が細く切って入っています。
また添えられた椎茸の何と効いていること。。
3品目は芋くずアンダギーという料理で、紅芋に葛などを混ぜて揚げたもの。
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外側はカリッと揚げられ、内側は紅芋のねっとりした食感と自然な甘み。
揚げたてが運ばれてくるので熱々で、きっと揚げ方が上手なのでしょう、油っぽさを感じません。
アンダギーとはアンダ(油)アギー(揚げる)という意味のよう。
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次いで出てくる3種盛りはミヌダル、田芋の唐揚げ、ゴーヤの梅酢漬け。
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ミヌダルは他の沖縄料理店でも食べたことがあって、ミヌ(蓑)ダル(タレ)という意味らしく、黒胡麻のタレを蓑のようにまとわせた豚肉料理。
どれも丁寧に作られているのが分かるもの、美味しく食べられました。
5皿めは昆布イチリー。
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薄味ですが、旨みは充分過ぎるほどで、こういうものばかり食べてると健康に良いんだろうなぁ的一皿。
次はドゥルワカシー。
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3種盛りでも出てきた沖縄の田芋とその芋茎(ずいき)に豚肉、椎茸などを混ぜて作る料理のようです。
面白い名前なのでググってみると

「ドゥルワカシー」とは、沖縄名産の「田芋」を使用した料理です。
変わった名前のこの料理は「泥沸かし」という意味です。
田芋を煮ると、まるで泥を煮ているかのように見えることから、このような名前が付いたそうです。
こんな名前ですが、食べてみると、とってもおいしいです。
さまざまな素材からだしが出て、泡盛との相性もとても良い一品です。
また、田芋の特徴として、小芋が親芋の周辺にたくさん付くので、“子孫繁栄”を象徴するおめでたい食材として、祝い事にドゥルワカシーが出されます。
 

(http://www.ww1plugstreet.org/duruwakasi.html)
とありました。
出来立て熱々で出てきますが、味としては里芋に近いかな・・・。
これを天麩羅にしたものがドゥル天で、僕はそっちの方が好きかもしれません。
次いでこれは冷たく出てくる耳皮さしみ。
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刺身とはあるものの、耳皮(ミミガー)を茹でて、細切りにした胡瓜とともにピーナッツ・ダレで和えたもので、これも食感を含めて、沖縄っぽい美味しさがありますね。
メインとなる料理はお馴染みのラフテー。
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醤油、砂糖、泡盛で豚の三枚肉を長時間煮込んで作る中国由来の沖縄料理。
油は甘く、赤身はホロホロと崩れるような柔らかさに・・・。
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中華圏で食べる同種の料理の中でも、旨み充分なのにちょっとあっさりは・・・は、まさに日本ならではと思いました。
またこれがジューシー(炊き込みご飯)ともよく合う!
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この昆布や蒲鉾入りのジューシーの旨いこと、こういうのを食べちゃうとホテルの朝食に出ているジューシーなんて食べられなくなってしまいます。
出汁がもう全然違う感じ。
ウサチという酢の物も付いてきます。
デザートはパパイヤ。
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全体にとにかく上質感がよく分かる美味しいコースでした。
すべて出来たて、作り立て感もあるし・・・。
ただこれがこの値段というのはやはり観光客相手の店だからかな。
でもお客の入りはかなり寂しくて、これだとこの値段も仕方ない??
by shackinbaby | 2016-12-14 00:02 | Comments(2)
Commented by nagi at 2016-12-14 12:59 x
昆布(クーブ)イリチー、たまに作ります < わたくし
出汁を取った後の昆布を使って。

丁寧に作ると手間のかかる料理ばかりですから仕方がないのかもしれませんね。
そして今時の人うけはしなさそう(^_^;;;
Commented by shackinbaby at 2016-12-15 00:46
>nagiさん
nagiさん、すごい、お料理お得意そうですね。
昆布は沖縄ではクープっていうんですか?
僕はたまになら良いですか、こういうのが連日続くとちょっと・・・です。
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