里門ソルノンタン
住所は、鍾路区(チョンノグ)公平洞(コンピョンドン)・・・なんて書くと「そんな難しそうなところ知らな~い」なんて言われちゃいそうですが、何のことはありません、独特の形と最上階の展望レストラン・バーの「ホワイト・クラウド」で有名な鍾路タワーのすぐ裏・・・そこにある老舗のソルロンタン屋が、僕の最後の韓食です。
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名前を「里門ソルノンタン」と言います。
いかにも年季の入ったお店でしょう?
「え、ソルンタン?
ソルンタンじゃないの?」
って思われた方、貴方は韓国通です。
まず、一般に言われるソルロンタンを初めての方に説明しておきますね。
ソルロンタンとは、牛の足の骨や臀部の肉、あばら骨、足の筋肉、牛舌、肺、脾臓、その他さまざまな肉を鍋に入れて煮立てて、ダシをとったスープのことを言います。
なので、ソルロンタンは家で少しだけ作ろうと思っても本来の味が出せず、外の専門店で食べる料理なのです。
中に入いるものはすごいですが決してゲテモノではなく、注文するとすぐに臭みもない白いスープが出てきます。
で、この店で使っているソルノンタン(更に本来はソンノンタン、seon nong tang,、先農湯)」という言葉、これはソルロンタン(Seol Reong Tang)のもともとの言葉なのです。
このソンノンタン(seon nong tang)から現在のソルロンタン(seol reong tang)に発音が変化する過程でソルノンタン(seol nong tang、雪膿湯:雪のように白く濁ったスープという意味)という言葉が出てきました。
100年以上も続いているこの店では「伝統的なソルロンタン店」という点をアピールするために現在でも敢えてこのソルノンタン(seol nong tang)という言葉を使っているためなんだそうです。
(それならいっそ本来のソンノンタン(seon nong tang)を名乗ればもっと良いのに・・・でも、それではあまりに古すぎる言葉なのでしょう)
特に昔のソウルの人がソルロンタン(seol reong tang)をソルノンタン(seol nong tang)と今でも頑固に言うのも、ソルロンタンがソンノンタン(先農壇:豊年になることを祈願した祭壇)」に由来しているため・・・とも、どこかに書いてありました。
料理の言葉一つにも味わい深いものがありますね。
(まとめておくと、ソンノンタン→ソルノンタン→ソルロンタンです)
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これがソルロンタンの一式です。
ソルロンタンを食べるときには塩と長ネギで自分なりの味をととのえて食べます。
ご飯が別添えで出てくる店もありますし、この店のようにもう中に入って出てくる店もあります。
つけあわせには必ず大きめのカットゥギ(大根のキムチ)が出ます。
それをそこにあるハサミでジョキジョキ切って食べます。
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キムチを中に入れてしまう人、カットゥギの汁の部分だけ入れる人、その人なりの味付けで食べます。
ここのソルロンタンには少しですが麺まで入っています。
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最初は薄い味付けに思えるかもしれませんが、牛の旨み成分が凝縮されたような、それでいて全くくどくないスープが、じんわり舌と心を癒してくれます。
それほど食欲は無いけど何か食べたい時・・・日本にもこんなスープ料理があったら、僕は飛びついちゃいますけどね。
相当ローカルな店ですが、日本人にも慣れてはいるようでした。
最近少し値上がって一杯7000ウォン(530円くらい)、ご馳走様でした。
by shackinbaby | 2008-11-02 00:13 | 旅行 | Comments(2)
Commented by まっつん at 2008-10-29 08:54 x
俺向きってこと?
Commented by shackinbaby at 2008-10-29 11:17
へ、そうでごわす。
いつも二日酔いの先生には最適かと・・・(笑)。
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