2008年 11月 22日 ( 3 )
ストリートカー@ニューオーリンズが来ました
映画 「欲望という名の電車」 で有名な路面電車、セント・チャールズ・ストリート・カーがホテルの前を走っています。
料金は片道$1.25、24時間動いていますが、夜は1時間に1本なんてこともあるようです。
時刻表は特になく、時には2台続けてきて、その後が20分も来ないなんてことも・・・。
でも日本みたいに、皆、時計を見てしかめっ面・・・ってことはないようです。
僕はこれからこのストリート・カーに乗って、緑豊かなガーデン・ディストリクトまで出かけてみようというのです。
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このセントチャールス線は、カナル通りとアップタウンを結ぶ路線で、世界で最も古い市電として有名です。
車両は昔のままで、もちろんエアコンもなく、木のベンチに豆電球と相当にクラシック。
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南北戦争前に建てられた豪邸通りをそんなレトロな市電から眺めることは、観光客にとっては1つのアトラクションと言えるほどなのです。
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乗ってみても本当に古い車両。
これでよく動いているものですね。
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駅の名前が無いので、地図を片手に通り過ぎる通りのネーム・プレートを見ながら、ラフィエット墓地近く(と思われるところ)で降ります。
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南北戦争勃発まで経済の中心地として栄えたニューオリンズ。
綿花販売、奴隷貿易、国立銀行などで財を成したアメリカ人は、ギリシャ復興様式やイタリア式、ビクトリア朝の大邸宅や、16世紀フランスの建築家マンサールが考案したと言われているマンサール屋根(mansard roof)と呼ばれる二重勾配屋根(腰折れ屋根とも呼ばれる)や塔をつけた大邸宅などを次々に建てて、この地域は資産家の邸宅が並ぶ住宅街に発展しました。
それがこのガーデン・ディストリクトです。
現在はニューオリンズの有名人や政治家、ミュージシャン、資産家などが住む閑静な高級住宅街で、米国歴史地区にも指定されているそうです。
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ガーデンディストリクトの有名な豪邸を網羅した地図も出ていますが、残念ながら僕にはそれらを訪ね歩くほどの時間はありません。
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ただ適当な駅で降りてラフィエット墓地に行くまでのほんの数百メートルの間で見た風景を写真に残しただけです。
それでも十分に豪邸ぞろいですよね。
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これは新しそうな家ですが、売りに出ていました。
周囲の風景と溶け込んでいます。
どなたかお買いになられますか?
値段は書いてありませんでしたが・・・(笑)。
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歩いているうちに、墓地のある通りに到着。
さぁ、急いで・・・。
僕の旅はいつも急ぎ足です。
by shackinbaby | 2008-11-22 23:17 | 旅行 | Comments(0)
つるし柿
今日は「つるし柿」というお菓子をいただきました。
うちに来る駅のビルの中にあるらしく、我が家は良くこの「笹屋伊織」という店の和菓子をいただきます。
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本物のつるし柿の中に、求肥と小倉の粒餡を詰め込んだお菓子で、外は割とカッチリした形にまとめられて細かいザラメで覆われています。
良く熟れた柿の味と餡子も以外に合っていて、ボリューム感のある和菓子に仕上がっていました。
ちょうど真ん中を切った写真を撮れば良かったですけど、誘惑に負けてすぐにパクリとしちゃったもので・・・(笑)。
ご馳走様でした。
和菓子は季節感があって本当に美味しい・・・ここ10年くらい本当にそう思います。
年とった証拠でしょうか(笑)?
by shackinbaby | 2008-11-22 00:51 | グルメ | Comments(0)
ホテルを出たら・・・ニューオーリンズは音楽のあふれる街
ニューオーリンズ3日目の夕方も迫っています。
大至急ストリート・カーに乗って、陽のあるうちにガーデン・ディストリクトにある南部風の豪邸群と、独特の様式で知られるニューオーリンズのお墓の代表としてラフィエット墓地を見に行きたいのです
ホテルを出て、右に約200メートル。
セントチャールズ線のストリート・カーの駅(といっても簡単な標識があるだけで、ほとんどの駅に駅名はありません)に行こうとすると、ブラス・バンドの音色が・・・。
それもニューオーリンズ伝統のセカンド・ライン・ビートの音色です。
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ここは音楽専門ブログではないので、セカンド・ラインについては、少し説明が必要かもしれません。
まずセカンド・ライン (second line)の定義ですが、一般的には「ルイジアナ州ニューオーリンズのブラスバンドを伴った伝統的なパレード」ということが出来ると思います。
音楽ファンには、そこから生み出される独特のリズムがセカンド・ライン・リズムあるいはセカンド・ライン・ビートなどと称されて、ニューオーリンズのジャズ、R&B、ファンクなどの音楽の重要な要素となったことは、いまさら付け加えるまでもないでしょう。
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ここでもう少し、セカンド・ラインについて語らせてください。
このセカンド・ラインは、ジャズ・フューネラルというニューオーリンズ独特の葬儀のパレードから生まれたと言われています。
ジャズ・フューネラルでは、パレードは先頭を歩くファースト・ラインとその後につくセカンド・ラインとに分かれます。
ファースト・ラインは、故人の遺族および関係者のみが参加し、重々しい曲を演奏しながら、葬儀場から墓地までお棺を運びます。
一方、セカンド・ラインは埋葬を終えた後の帰路のパレードで、ファースト・ラインとは対称的に賑やかな曲を演奏しながら、街を練り歩きます。
遺族、関係者だけではなく、音楽に魅せられた通行人もパレードに加わります。
彼らは、音楽に合わせて踊り、ハンカチを振り、色とりどりの傘を掲げてパレードを盛り上げます。
ファースト・ラインの重々しい演奏が故人を悼むためのものであるのに対し、セカンド・ラインの明るさには、魂が解放されて天国へ行くことを祝う意味が込められているといいます。
セカンド・ライン・パレードへの参加者は、セカンド・ライナーズなどとも呼ばれ、僕も数分間ですが「参加」してきました(笑)。
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ニューオーリンズには、地元の(主にアフリカ系アメリカ人の)コミュニティーに根ざしたソシアル・エイド&プレジャー・クラブという生活支援組織が存在して、彼らがブラスバンドの手配を含め、ジャズ・フューネラルを取り仕切っています。
今日でも、ニューオーリンズでは伝統的なジャズ・フューネラルは健在です。
また、セカンド・ライン・パレードは、ジャズ・フューネラルとは切り離した形でも一年を通して日常的に行われているようです。
主に日曜日の午後に(まさにこの時、でした)ニューオーリンズ市内の通りで様々な団体の主催するパレードを見ることが出来るといいます。
僕が見たのは、かなり個人的で小規模のもの、多分今日はオール・セイント・デイ、どこかの家族が故人をしのんで開催した本当のセカンド・ラインだったかもしれません。
観光用ではなく、ニューオーリンズの生活に根ざした儀式としてのセカンド・ライン・パレード、偶然とはいえ実際に見ることで出来て、僕はこの上なく幸せでした。
by shackinbaby | 2008-11-22 00:02 | 旅行 | Comments(2)