2011年 05月 30日 ( 2 )
GWはカンボジア (20) 「ル・グラン」でセレブなディナー
朝早くからのアンコール遺跡群へのツアーの参加。
シェムリアップに着いてからまだ20時間位しかたっていないのに、我ながらよく動いたものです。
体は至る所筋肉痛気味。
「ラッフルズ・グランドホテル・ドゥ・アンコール」の自分の部屋に帰ってくるやすぐに入浴、汗と埃だらけの体を湯に浸すと超リラックス、一瞬バスタブの中で眠ってしまったほどです。
でも僕のこの日の予定はまだまだ盛り沢山、もう少し頑張るつもりです。
その手始めは夜のホテル内探索。
せっかくUS230++も出しているのに、外出ばかりでホテル・ライフは全然楽しめていません。
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夜のプールと本館。
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日本のそれより照明を落としたほの暗さと、南国のまとわりつくような熱気が、ちょっとエロティックにも感じます。
フランジパニの甘い匂いも、媚薬かもしれません。
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このプール・テラスの建物の向こうにあるアプサラ・ダンスなどのカンボジア伝統芸能を見せるシアター・レストラン「ジ・アプサラ・テラス」からの音楽も少しだけ漏れてきます。
ホテルのウェブからの写真を転載しておきます。
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ここで食事でも良いかなぁとも思ったのですが、同種のものは近隣の国でずいぶん見ました。
なので、今回はパス。
やはりここはシェムリアップ一の格式を誇るというこのホテルのメイン・ダイニング「レストラン・ルグラン」(Restaurant Le Grand )での食事とするべきでしょう。
(ここはディナー時のみの営業)
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ロビーに入って右、レセプション・カウンターからも近いところにあるこのレストランは、5★ホテルのファイン・ダイニングらしく、ウェイティング・ラウンジからバーまできちんと揃え、ワインセラーも大きく、キャンドルが灯るテーブル上のカトラリーやグラスなどのセッティングは、ヨーロッパの3★レストランにも負けないものです。
いやむしろ、そのクラシカルなセッティングは、最近のモダンになって簡略化されたフレンチ・レストランなどではなかなか見ることの少なくなったタイプのもの、と言って良いかもしれません。
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客はほぼ正装状態(女性は肩を大きく出している・・・)の年齢層の高いカップル数組のみ。
かなり広いレストランなので、本当にひっそり秘めやかな感じすらするほど静かです。
なので僕は我儘を聞いてもらって、案内されたいわゆる上席を辞退、外の明かりも少し入る入り口近くの席にしてもらって、通常キャンドル1本のところを2本灯してもらいました。
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理由はこうしたレストランの常で、ここ、全体にかなり暗めの照明だったからです。
とても料理の写真を撮る明るさではない・・・。
いつも書きますが、僕は写真を撮るのにフラッシュを使うのは嫌いなのです。
メートル・ドテルに「本当にこちらでよろしいのですか?」と2度も念を押されましたが、僕はここの方が嬉しいのです。
サービスは最高にアテンティブ、男性の黒服はやや慇懃過ぎますが、女性はフレンドリーで心使い充分な人でした。
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メニューはクメール料理とフレンチの融合といった皿が中心、クメールのフレイヴァの入らない純粋の西洋料理も少しはあります。
でも僕は今シェムリアップ、カンボジアの味であるクメール料理をここでも食べてみたい・・・。
そこで、このレストランに用意されているクメール宮廷料理のセットメニューに挑戦です。
「ザ・ロイヤル・ダイナスティ」というもので一人分でも用意出来るとのこと、お値段はシェムリアップにあるレストラン中最高という一人US$75++!
カンボジアでのUS$75ですから、これはとんでもない値段です。
まず運ばれてきたのはきれいに盛り付けられたフィッシュケーキ。
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ソースはタイ料理よりマイルドで、スパイス類も控えめな使い方。
このマイルドさはカンボジア料理の特徴みたいで、ましてこのコースはその「宮廷」版、この後も「穏やかな」皿が続くのでしょう。
出されるパンはちゃんとしたもの、とてもカンボジアとは思えません(失礼!)。
次の3種盛りは、春雨入りの揚げ春巻き、蓮の根とシーフードのサラダ、バナナの葉のサラダに海老や燻製にした魚を添えたもの。
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さっきの「ラッフルズ」のロゴ入りの豪華な皿から、料理の内容に合った「タイ+ベトナム+中華」風の食器に変わります。
これらアペタイザーも味として文句なし、化学調味料味もしないし、作りたて感も感じるし、やはりここの料理は美味しいです。
ほんの少しローカル味(プラホックの味?)も感じますが、外国人にも馴染むように上手くアレンジはされています。
スープは鶏肉とライムのスープ、それにバジルが添えられています。
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これも美味い、酸っぱさやハーブ味が強すぎず、鶏のスープと良く合っています。
ここまでは一皿ずつ出てきますが、この後はど~~んと皿が並びます。
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それらをフライド・ライスと一緒にいただくのですが、この海老と豚肉の入ったフライド・ライスは、多分僕がここ5年くらいで食べた中で最高のフライド・ライスでした。
ご飯の炊き方、炒め方もさることながら、あの味付け、一体何なんだろう・・・。
大蒜がメインでしょうが、あと何をどう使ったらあの味に?
上手く文章に出来なくて、すみません。
で、おかずは炒め物が4皿にロブスター。
かなりな分量があります。
豚肉をレモングラスやホット・バジルで炒めたもの、鶏肉とカシューナッツや野菜をクメール・スパイスで炒めたもの・・・同じようでいて、それぞれに違う料理に仕上げています。
油もくどくありません。
中華料理の強い影響を感じます。
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写真を撮り忘れたのは「マッシュルームとビーフをレモングラスやパクチョイ(チンゲンサイ)と一緒に炒めたもの」です。
どれもマイルドな中にそれぞれの皿特有のハーブやスパイスがほのかに効いていて、ご飯のおかずとしてとても美味しい料理ばかりでした。
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炒め物の最後はカイラン菜のオイスター炒め、これもシンガポール・香港・タイを始め、かなりなところで食べてきましたが、ここのはかなりな美味しさ。
ガーリック・チップもちょうど良い量です。
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そしてメインには大きな海老の半身のグリル。
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これも言うことなし。
マイルドなタイ風中華の極致でしょう。
大食漢の僕でも「ふぅ」っていうくらいの量が出てきますから、味の良さもあって、これは本当に満足出来るコースです。
そこへ行くとデザートはいささか平均的。
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レイヤーケーキ、南瓜のプリン、もち米やタピオカを使ったスイーツ・・・。
更には洋風のプチ・フールの盛り合わせ。
ここまで満腹だと、もう動きたくないかも・・・でも、シェムリアップの夜は待っている(笑)。
ナイトマーケットにも行きたいし、昨日パブ・ストリートや裏通りで目を付けておいたところにももう一度行きたいし・・・。
by shackinbaby | 2011-05-30 00:31 | 旅行 | Comments(5)
GWはカンボジア (19) 「プノン・バケン」で夕陽
午前中の「アンコールトム・タプローム半日ツアー」、日本語がほぼネイティブなガイドを気に入って急遽参加を決めた午後からの「アンコールワット・プノンバケン半日ツアー」。
結局はアンコール遺跡の一日ツアーということになりました。
時間はすでに午後5時過ぎ、僕らは午前中訪れた「アンコール・トム」の南大門からすぐのところにある「プノン・バケン」という山、いや高さはたったの60メートルですから、丘というべきでしょうか、そこの頂上にあるヒンドゥー寺院の遺跡に向けて、急な山道を登り始めます。
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象に乗って登ることも出来るのですが(上りUS$20,下りUS$15)、そこはそれ、ツアー参加なもので・・・。
でも何でこんな沢山の人がこの遺跡に?
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その理由はただ一つ、ここは夕陽を見るのに絶好なビュー・ポイントだからです。
(ただ、ここに上る麓のゲートは午後5時半にクローズなので、それにはご注意を)
山道をうねうねを歩いた後で待っている、この急な階段。
もうここまで来たんだから絶対登らねばと、ご年配の方も必死の形相で登り、そして降ります。
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上の写真は、こわごわ必死て降りてくる韓国のオバちゃん軍団。
手すり代わりに両側の欄干(?)にへばりつきながら、わあわあ大声での叫び声。
それでも結構楽しんでるように見えます。
で、オバちゃんたちの手を見てください。
手袋をしてますよね。
これ、便利です。
僕は軍手を用意していったので、暑いですが、こうした「よじ登り」系の遺跡の時には、抜群の効果を発揮してくれました。
登頂の遺跡にはもう沢山の人が思い思いの場所でカメラを構えて、夕陽を待っています。
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ここは頂上のテラス状になった土地に6層の基壇を積み上げて作られたピラミッド式の遺跡、9世紀末にはもう建てられていた古い寺院だそうです。
ここからは360度のパノラマが開けていて、アンコール遺跡群はもちろんのこと、シェムリアップ空港まで、良く見ることが出来ます。
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ただ心配なのはこの天気というか、この雲。
果たしてきれいな夕陽が見られるのか、皆、かたずをのんで見守ります。
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時間は午後6時を過ぎました。
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今日は駄目かなぁ・・・麓へのツアーの集合時間は6時半です。
方向は違いますが、「アンコール・バルーン」(黄色いの)が上がっています。
あれに乗って上からこのアンコール遺跡群を見るのです。
後で乗ってみよう・・・などと気を紛らわしますが、なかなか夕陽が見られません。
気の早い人はもう帰り始める人もいます。
どうしよう・・・迷いに迷います。
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6時10分頃、麓での集合時間も考えて、今日は諦めよう、まだ初日だし、まだいくらでもチャンスはある・・・急な階段を降り始めます。
今日は疲れたなぁなどと山道を降り始めると、木々の間から・・・
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あっ、見えたっ!夕陽だ!
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山道の途中にちょっとした展望台があるのですが、そこからばっちり日の落ちていくのが見えるじゃないですか。
ここからこんなにきれいに見えるんじゃ、あんな高いところに登らなくても良いんじゃない?
上から降りてくる人たちも次々に、この小さな展望台に・・・。
幸い僕は一番前にいたので、地平線に沈んでゆく真ん丸な太陽をしっかりこの目で確かめることが出来ました。
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時間は6時15分から25分くらいにかけて・・・それはもう本当に素晴らしいショータイムでした。
いつまでも見ていたいくらい・・・良かった、こんな壮麗で雄大なサンセットを見られて・・・。
もちろんあのまま遺跡にいてもこの夕陽は見られたでしょうが、「サンセット=暗くなる」ですから、あの急な坂を明かりのないところで降りるという怖い思いをしなくては、だったでしょう。
太陽が沈みかけてからの暗くなり方は、本当に早いです。
(これ、真剣に注意事項です)
午後6時半過ぎ、僕らはまたミニバスに乗って、市内へ。
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途中で「ソフィテル・アンコール・ポキットラー・ゴルフ&スパ・リゾート」の前にある日本人女性経営の「アンコールクッキー」というカンボジアの食材中心の食料品屋に寄ってから、各ホテルを回り客を降ろしてくれます。
(「アンコールクッキー」に付いては、後でもう一度取り上げます)
ホテル到着時間は午後7時半前、いや~~長いツアーでした。
午前午後通しのツアー参加者なら約12時間!
でもツアーのミニバスに乗っている人の半分以上は、この後更にアプサラ・ダンス付きのディナーのツアーに参加するんだそうです。
そうなると、朝からで14時間以上のツアー?
日本人すごすぎです、というより、ガイドさん、本当にお疲れ様です。
僕は「ラッフルズ・グランドホテル・ドゥ・アンコール」に着くや、即入浴、バスタブの中で一瞬寝てしまったくらい疲れましたもの。
でも僕だって、まだまだ頑張りますよ。
だってディナーでしょ、アフター・ディナーの外出でしょ、昨日に続いてシェムリアップのナイト・ライフ(笑)でしょ・・・まだまだ「やりたいこと」が目白押しです。
by shackinbaby | 2011-05-30 00:19 | 旅行 | Comments(8)