夏休み旅行 (36) 日曜日は教会へ~アルグリーンの教会

メンフィス3日目のこの日は日曜日。
アメリカに日曜日にいるのなら教会は必須でしょう(?)と、ホテルのレセプションにいる黒人女性に色々相談してみます。
このホテルにはコンシェルジュはおらず、このレセプショニストが「よろず承り」係りも兼ねているのです。
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僕の場合、日曜日に教会と言ってもクリスチャンではありませんし、お目当ては教会に付き物のゴスペル・ミュージック。
そんな僕側の事情を分かってくれたレセプションの女性、いくつもの候補の中から、「やっぱり、ここかしら」と教えてくれたのがこの教会。
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そこは何と、アル・グリーンの教会だったのです。
すっかり忘れていました、メンフィスにアル・グルーンの教会があることを・・・。
しかも彼女
「たぶん今日はアルがいるわよ。
コンサートがない日曜日はたいていこの教会にいるから」
と。
うっそ~~~!本当に~??
あのR&Bとゴスペルを股にかけて活躍するアル・グリ-ンがメンフィスにいる、それも彼が本当にいるかもしれない日にその教会に行ける??
またしても僕は超興奮状態(笑)、早速彼女に教会に問い合わせの電話をしてもらいます。
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すると何と「アルは今日11時過ぎにお説教する予定です」とのこと!
やったぁ!
生のアル・グリーンに会える、南部の黒人教会も見られる・・・昨日のブルース・コンサートに続いて、僕の旅のハイライト再び(笑)、です。
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またしてもタクシーで、メンフィス空港やエルビスの「グレースランド」に程近い「Full Gospel Tabernacle Church」に急ぎます。
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いかにも南部を感じさせる緑豊かな教会、期待に心が躍ります。
中ではサンデイ・スクールが開催中のようです。
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教会の奥にはアル・グリーンの出版会社の表示もありました。
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さぁ、入ってみましょう。
タクシーの運転手には2時間後に迎えに来てもらうことにして、帰ってもらいます。
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中ではもうミサが始まっているようです。
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きれいに掃除が行き届いているエントランスを抜けて、ドアを開けると・・・
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大きく開放的な天井の高いホールで色々なお説教、子供達の洗礼の儀式や決意の言葉、聖書朗読などが粛々と続いています。
参会の黒人やその子供達は正装に近い格好です。
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でもここはアル・グリ-ンの教会というアピールを持つ教会、明らかに僕のような観光客と思われる白人達も結構混じっています。
彼らはもちろん揃ってラフな格好、主にヨーロッパからの観光客のようです。
小休止を挟んで、バックにバンド(?)が入り、ゴスペル(福音歌)が始まります。
歌手は若手からベテランへ・・・だんだん熱を帯びた歌に変わっていって、合いの手もどんどん激しくなっていきます。
「oh, yeah」
「oh Jesus」
「hallelujah」
などと絶妙の合いの手が四方八方から入ります。
すると、だんだん興奮状態に入ってくる人が続出してきます。
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この女性はこの後狂乱状態から、失神していました。
でもこれは一種の「お約束」(笑)、たいていはすぐに元に戻ります。
びっくりすることはありません。
そして11時過ぎ、この教会の持ち主である我らがアル・グリーンが登場しました。
ここではR&Bシンガーではなく、完全に牧師さんですから、ビショップ(Bishop)アル・グリーンと呼ぶべきでしょうか。
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R&Bのステージならコンサートや大ホールで遠くのほうからやっと見られるだけの大スターなのに、ここではアルは僕の20メートル位先に本当にいるのです。
生のアル・グリーンを僕は味わっているのです・・・感激です。
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今日の聖書からの一節に始まって、今日のお説教、そして自然に歌も混じってきます。
お説教とゴスペルの完全な融合です。
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声量は充分、節回しもあえてR&B的なものではなく、トラディショナルな純ゴスペル・スタイルで・・・途中で始めて散会した人たちが次々に呼ばれ、アルと握手をし、運がよければ少し話も出来、「shackinbaby from Japan」(笑)とか、地元の参会者に紹介をしてくれるのです。
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すると席に戻る時に、地元の長老達が次々に「welcome to Memphis」とか「welcome to this church」あるいは「God bless you」と声をかけてくれるのです。
「友愛」あふれるメンフィスの日曜教会でした。
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アルは他の人より長く僕と話してくれたし(自慢?)、今日も良い日になりそうです。
メンフィス滞在は明日の早朝まで、まだまだメンフィスをしゃぶりつくすぞぉ、決意も新たなshackinbabyでした。
Commented by まっつん at 2009-09-19 08:53 x
日曜日には教会になんて、君らしくねーなって思ったら、歌目当てか。
そーだろな、そうじゃなきゃヘンだもの。
Commented by まっつん at 2009-09-19 08:55 x
タイトルバックが夜から昼に変わっただけで、ずいぶん全体の雰囲気も変わるな
Commented by shackinbaby at 2009-09-19 11:03
>まっつん
まっつん先生と一緒の頃は、日曜の朝は昼まで寝てたもんね・・・朝早く急なことで起こされると、2人とも寝ぼけ眼で、先輩に良く怒鳴られたよね
Commented by shackinbaby at 2009-09-19 11:03
>まっつん
気がついてくれた?
昼というよりは朝のフライト風景だね、イメージとしては・・・
Commented by Bloodstone at 2009-09-20 12:53 x
Al Greenが目の前に・・・
これまた、物凄い経験ですね!!
教会も、「南部の」香りを十分に漂わせていて、貫禄があるように見受けられます。

しかし shackinbabyさんがAlとどのような御話をなさったかが、ちょっと気になります。
やはりAl本人も覚えていないような、Deepな会話だったのでしょうか(笑)
Commented by エガ at 2009-09-20 14:08 x
教会と周りののどかさがあいまっていいですね
そんな有名な歌手の方もお説教されるんですか
もともと牧師さんですか
私もNYで行く予定にしています
ハーレムにあるアビシアン・バプテストチャーチがお勧めって聞いたのですが
教会によって違うのでしょうか
この写真を見てると天使にラブソングのウービー・ゴールドバーグを思い出します
ちょっと「単純」?
Commented by shackinbaby at 2009-09-20 16:27
>Bloodstoneさん
いやいや、そういう雰囲気ではなかったですよ、今になるととんでもなくたわいもないことです。「お元気そうですね」とか「東京のコンサートは僕も見ました」とか・・・ミーハー丸出しでした。
すみません、ご期待にそえなくて・・・(笑)。
Commented by shackinbaby at 2009-09-20 16:30
>エガさん
いや~~、南部の教会は都市部の教会とずいぶん雰囲気が違いますよ。
ここには眼にも心にも「安らぎ」が満ちていました。
異教徒の僕でさえそう感じました。
でもゴスペルは、音楽に興味のある人は、一度「生」を見ていただきたいですね。
ウーピーのあの雰囲気が眼の前で再現されますよ、あの映画のようにコメディー・タッチではありません、シリアスにですが・・・。
Commented by めぐ at 2010-06-24 00:31 x
はじめまして!
ニューヨーク在住のめぐと申します^^
明日からニューオリンズとメンフィスに行くのですが、友達にドタキャンをされ、一人で行くはめになってしまいました><
治安も心配ですし、一人旅も初めてで、しかも南部となるとかなり心配です。。

わたしもニューヨークでゴスペルをやっているので教会には行こうと思っているのですが、他にオープンマイクができるバーなども探しています><どんなことでもいいのでアドバイスいただけませんか?><
Commented by shackinbaby at 2010-06-24 01:33
>めぐさん
はじめまして、ようこそ当ブログにおいでくださいました。
有難うございます。
ニューヨーク在住でらして、ゴスペルを歌われている方に、僕からアドヴァイスなんてないですよ~(笑)。
ま、僕が行った範囲でお答えさせていただくと、最近のニューヨークと同じで、観光客が歩く範囲の場所はかなり安全だと思いますね。
メンフィスもNOも、ビールストリートやフレンチウォーターなら、深夜だって大丈夫な「気がします」。
警察も頻繁に見回っていますし、音楽を聞かせる店周辺は女性一人でも大丈夫な雰囲気です。
ただ僕の場合あまり女性が一人で歩いている姿は見ませんでした。
たいていグループです。
なので、いわゆるストリート・ギャングたちよりも、ナンパなど酔っ払いが以外にしつこいかもしれません。
その辺はニューヨークと同じ対処法で良いとは思います。
Commented by shackinbaby at 2010-06-24 01:33
あとメンフィスの人もNOの人も、基本的にサザン・ホスピタリティーの持ち主で、基本的にかなり優しい人たちです。
人の少ないくらい所は避ける・・・このくらいであまり怖がり過ぎないで、音楽シーンを満喫してらしてください。
では、良いご旅行を!
追伸:オープンマイクの店の情報は・・・すみません、持ち合わせていません。
ごめんなさい。
Commented by めぐ at 2010-06-27 12:56 x
アドバイスありがとうございます^^
ニューオリンズを存分に楽しみ、先ほどメンフィスに到着しました^^
明日の朝、ここの教会に行こうと思ってるのですが、2時間後にタクシーに迎えに来てもらうのって、乗ってる分のお金以外に、迎えに来てもらう料金みたいなのを別に払われましたか?
Commented by shackinbaby at 2010-06-27 13:36
>めぐさん
ニューオーリズンズを楽しまれたそうで、何よりでした。
あそこにはいつでも音楽が溢れていますよね。
メンフィスと同じで空港に着くや、ニューオーリンズR&Bクラシックスの大洗礼ですもの。
僕は街で本物のマーチング・バンドも見ましたし、R&Bもブルースもジャズも・・・。
黒人音楽のすべてのエレメントが「ごった煮」の、まるでガンボのような魅力的な街という印象です。
メンフィスの教会のタクシ-の件ですが、タクシーは僕がアル・グリーンのお説教を聞いている間は、空港で予約の送迎の仕事をこなしていると言っていました。
値段はもうよく覚えていないのですが、教会から町中までの料金(プラスTIP)しか払わなかったような気がします。
メンフィスのドライバーもたいていフレンドリーな人でしたよ。
ただニューオーリンほど外国人慣れしていないだけで、それでもエルビス目当ての人は世界中から来ていますからね、ボラれるとかはないと思いますよ。
日曜日、アル・グリーンがいると良いですね。
Commented by DJじょんとら at 2018-03-11 05:25 x
こんな所にわざわざ行く日本人は自分だけと思いきや、他にもいらっしゃったんですね。
アルグリーンさんの教会はわかりにくいですよね。
ホワイトヘブンでしたっけ?グレイスランドよりちょっと南の。
僕が行った時は彼のレコードジャケットを持参したので、サインしてもらいました。
いつまでも元気でいてほしいですね。
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by shackinbaby | 2009-10-02 00:09 | 旅行 | Comments(14)